●CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)
膨大なコンテンツ情報を効率良く管理し、公開から公開終了までをコントロールする仕組み。コンテンツの編集にHTML等の知識を必要としないため、操作する人に高いコンピュータリテラシーを必要としない。CMSを導入していないWEBサイトでは更新の都度、コンテンツの編集→HTML制作・リンクの見直し→コンテンツのアップロード→コンテンツの削除という一連の作業が必要となる。担当者に多くの技術能力が求められ、手作業が多く介在する。人間による煩雑な作業に依存するため、迅速な更新ができず主に人件費面での運用コストが高くなる傾向になる。
●TCO(total cost of ownership/総所有コスト)
コンピュータシステムの初期導入コスト、運用保守コストなどに掛かる総経費を表す指標、または、その費用そのものを指す。システムやWEBサイトを構築する際、初期に掛かるハードウェア・ソフトウェアの購入費や開発費・制作費などに注目しがちだか、システムを運用し成果を挙げ続けるためのメンテナンス費用についても是非勘案して欲しい。長い期間・多くの人間が関わって運用を行うケースでは、初期に開発コストを投じた方がコストパフォーマンスが良いケースがあるからだ。このあたりの勘所はシステム開発・運用について多くの経験を積んでいるエンジニアに相談して欲しい。